以前いただいた「やまない雨はない」の文庫本。
少しずつ読み進めてやっと終わりました。
元NHKお天気キャスター倉嶋厚さんによる、奥様との死別についての著書です。
読みながら僕がいちばん感じたのは、とにかく「うらやましい」ということでした。
倉嶋さんがうつ病になってマンション屋上から地面を見下ろしたり、とても辛かったのはもちろんウソではないと思います。
しかし、夫婦として40年以上も仲良く一緒に過ごし、お金にも特に困った様子もない。
僕から見たら、とにかくうらやましくて仕方なかったです。
だけど…。
そんな僕のことも、他人から見たらうらやましく思う部分があるのかもしれない。
テレビ等では、本当にひどい事件・事故が毎日当たり前のように伝えられている。
そういうのを見ていると、自分はすごく恵まれている気がしてくる。
頑張らなくては、と少しやる気が出てくる。
とはいえ、身近なSNS等ではやっぱりうらやましく思う内容の方が圧倒的に多くて。
今日いちにちを無事にやり過ごすことだけでも、なかなか困難です。
まあ、みんなSNSには見栄えのよいことを載せて、裏では大変なことも多いんだろうけど。
結局どこまで行っても、ないものねだりなのかもしれない。
ところで、本の文章だけだと全体の時間の流れがわかりづらかったので、読みながら一覧年表を作成しました。
せっかくなので載せておきます。
うつとともに生きる 倉嶋厚 – 記事 | NHK ハートネット
