昨日の元日に浜松まで恵子に会いに行ってきた。
来週9日の四十九日にも行くけど、もう納骨になるのでゆっくり会えないので、無理を言ってお願いして日帰りで。
ちょうど1年前の元日にも恵子と一緒に浜松へ行ったけど、その時に寄った富士川SAでまた休憩して、今回も同じ場所で写真を撮った。
去年は富士山が見えなかったけど、今回はとても良く見えた。
実家に着くとご両親が優しく迎えてくれた。
やっぱりここへきて祭壇を前にすると改めて哀しみが込み上げてくる。こんなに小さい箱の中に入ってるなんて…。ここまで来ても今はもう外側から撫でることしか出来ない。
あとからお兄さんたちの家族も合流して、僕が恵子の部屋から持ち出してきた昔のアルバムをみんなで見た。「こんな写真、初めて見た」と喜んでくれた。
帰りは初めて浜松駅の周りをちょっと散歩してラーメンを食べた。本当は恵子が浜松をあちこち案内してくれる予定だったけど、結局実現しないままだった。
途中、また富士川SAで休憩した。一軒だけ営業してた店でカレーを食べて、そのあとクルマで明け方まで寝てた。
月がとてもよく見えた。
いつも「今日は月が綺麗に見えてるよ」などとメールでお互いに教え合ったりしてた。そんな何気ないことを伝える相手が急にいなくなってしまうのは、本当に淋しくて仕方ない。
何をやっても、何を頑張っても「だからといって恵子が戻ってくるわけではないし…」という気持ちになってしまい、無力感でいっぱいになる。
これ、いつまで続くのかな。
この先、もうずっと終わらないのかな。
